『奥相志』によると、以前は霊山(現在の伊達市)の鎮守で、南北朝時代の康永元年(1342年)、霊山城落城の時、桑折五郎元家が山王と熊野をこの地に勧請したとされます。元家は、南朝方で霊山城を一時拠点とした北畠顕家の一族で、従者とともに「宝財踊」の姿に変装しこの地に逃げ落ちたと伝えられています。
市指定天然記念物となっている推定樹齢650年の大杉は、昔から漁船の渡航目標の目印木となっています。
12年に1度申年の4月に行われるお浜下りは、県指定重要無形民俗文化財です。最近では2016年に行われました。約5km離れた烏浜まで御輿を中心に下り、潮水を御輿に献納します。